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コラム


ノルウェー政府基金のネガティブリスト
2013年10月4日号

 前回記事でご紹介した在ノルウェー日本大使館のレポートにもありましたが、ノルウェーの政府年金基金グローバル(Government Pension Fund Global)は、ESGの観点から投資しない銘柄を定めており、当該銘柄をまとめたネガティブリストを公表しています。といっても、実際に基準を定めてリストを公表しているのは、基金の運用管理の責務を負っている同国財務省(Ministry of Finance)です。

 2013年10月現在55銘柄が指定されていますが、ダントツに多いのが米国企業の21銘柄、次が英国の5銘柄です。日本で指定されているのは日本たばこ産業1銘柄のみで、たばこカテゴリー21銘柄の一つです。この他のカテゴリーとしては、武器関係(対人地雷製造、クラスター爆弾製造、核兵器製造、兵器販売)が19銘柄、ファンド運用に対してリスクが高いカテゴリーで人権侵害が2銘柄(どちらもウォルマートですが、アメリカとメキシコ現地法人が別々に上場しているため)、環境破壊が10銘柄、その他が3銘柄です。

 銘柄は定期的に見直しが行われており、改善や対応が見られた銘柄がリストから削除されたり、逆に、いったん削除されたものの、またリストに載ったりということも起こっています。巨大基金の決定は、ESG関係者はもとより欧州を中心とした年金等のアセットオーナーや運用会社にも影響を与えています。

出所:ノルウェー大蔵省データよりJSS作成。日付は指定日

日本シェアホルダーサービス(株)
山崎 明美

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